9月2日 (水)  せっかく作ったチャンスだから大切に行こう!


今回の衆院選挙を終えて、劇的に注目を浴びる民主政権。
掲げる公約に対して、テレビ、新聞各紙は「これはどうする?」「あれはどうなる?」と、いきなりもいきなりの投票日当日から民主党首脳陣に詰め寄り問いかけるが、これは如何なものか?

報道ステーションの古館さんなど、あまりにも急で対応に困るほど鳩山代表に応えを急がせるのには、「しっかりと聞いとかなくては」という正論をたてに、後々に「言った言わない」の失言や確約をどさくさに紛れて取ろうという下心が見え隠れしたように思うほどだった。

政権与党になるのだから、民主党もそれなりの覚悟と用意は出来ているだろうが、報道各社の方も会見とかでは、同じ質疑をするのは格好が悪いのか、余所(よそ)にない問題をを探しては投げかけているので、鳩山由紀夫氏も言葉を選ぶのは当然だろう。
しかし、そんな僅かな躊躇までも「ネタにしてやろう」と躍起になる報道関係者を見て、あまりに下劣に映った。

街へ出てみれば、「本当に高速道路がタダに出来るんだろか?」とか「財源はあるのか?」と、もうマニフェストに対する批判の構えをしている。
もちろん、それを願っての投票だったとは思う。

が、しかしやでぇ!
そんな何でもかんでも一変には出来ないのが当たり前やないか。
各党が掲げる「少子高齢化対策」も高齢化は目に見えて分かるが、少子化の方はそう簡単には行かんやろ。
(僕個人は8000万人くらいの日本人口が一番ええと思ってる)

有料道路の無料化も、元々造らんでも良かった利用者の少な〜い道路から順々や!一気には出来ん!

マニフェストやから公約やからと、ぎゃーぎゃー喚かんと、まずは「税の使用の透明化」を目指すことが大事や!

そうすれば、霞ヶ関も地方の役人も、政官民癒着の構造が潰れていって、「安くてエエもんちょっとだけ」の基本に戻れるのとちゃうか。

「無駄は無駄、必要は必要なもん」と、透明性があれば国民も必ず理解する。

一点一点の具体策を求め過ぎたら、また年金みたいにややこしーなって訳分からんようになるから、じっくり待ったるのも必要や!

ホンマにアカンもんは、そのうちボロが出てくるんで、その時ちゃんと処理したらええやないか!

自民党のときと違うんは、国民主権の政治に変えて行くんが、これから我々に必要なことやと思う。