6月3日 (水)  なぜ医者は開業したがるのか?


開業医の収入の多くは投薬によって支えられている。

近隣の調剤薬局からの「袖の下」ととれる接待や貢ぎ物、中にはマージンを要求されるケースもあるといわれる。

開業医は勤務医と違い、銀行などからの借り入れ、返済があるものの、その勤務実態に当番のような束縛は少なく、通院患者の数も予約などの手段で制限しやすい。

その上、救急対応をしない医者が多く、自分の時間を趣味などの余暇に多くさけることが魅力だ。

しかも、中には「不正請求」といった、していない治療を施したように申告してもバレにくい実態がそこにはある。

といったように、自由と収入のバランスが勤務医に比べて、はるかに良いのだ。
(勿論、開業医の中には不正もせず、時間外診療に快く応ずる医者も多いし、流行らず所得も少ない医院もある)

開業医の年収の平均は、勤務医の約2倍はあるのが現実だから、僻地を担当する勤務医より、好きな場所で開業できる開業医を選ぶのは、楽をして生きていきたい人にとって、現状の待遇差では、悲しいことだが仕方ないのだろう。