7月14日 (月)  また東京オリンピック?

1964年に日本で初のオリンピックが開催された。
当時は各家庭にテレビの普及も伴い、日本国民が注目した。
(当時、神戸から選手村へ牛肉が運ばれた)

その後、冬季オリンピックが札幌で開かれたのだが、当時小学生だった僕はジャンプ競技しか覚えていないくらいの注目度だった。

オリンピックも遠足も、始まるまでが楽しかったり躍起になるのだが、終わってみれば疲れが残るし、その次の何も無さ生活がだる〜く襲ってくるのだ。

日本で2回目の冬季オリンピックが開かれた長野の跡を見てみると、やっぱり不況は起こっているし、当時作られた建造物も利用できてないのが現状だ。

そのオリンピックを「一国の行事だ」と石原都知事は、まるで国民を代表するかのように述べるが、国をあげての行事なら、またぞろ東京でなくてもよかろう。
かなり素晴らしい感覚をお持ちの石原知事も、最近はお年のせいか興奮すると自分の都合の良いように難しい言葉を並べ立て、辻褄の合わない言動につい暴走してしまう傾向が顕れている。

オリンピック程の行事は、かつての東京やソウルのように、世界へ名乗りを挙げるチャンスとしてのきっかけにはなるだろうと考えられるが、そこそこ国際化された今の日本には、大した効力は示さないものである。
(後片づけの方が大変なのだ)

そもそもオリンピックの招致に立候補し、IOCに選んで貰おうとする考え方がビジネス化を生じさせ、金権オリンピックを作ってしまうのであって、IOCは立候補国が無くとも4年に一回はどこかで開催しないといけないのだから、「お願いだから貴国でやらせてください」と頼みに来るまで放っておいた方が良いのである。
とかく権力を持った人間は、金に目が眩み過ぎるのだ。

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