6月18日 (水)  地震災害の備え

毎回起こる自然災害で分かるように、自然災害は殆どの場合防ぎようがない。
災害の規模によっても人命などの救助の対応は全く変わってくる。
今回の宮城内陸地震や四川大地震、ミャンマーのサイクロン被害では大規模な地崩れや洪水が災いをよんだのだが、阪神大震災の都市型災害ように火災などの二次災害は起きていない。

災害で一番重要なのは、被災人数である。
阪神大震災や四川、ミャンマーの災害で分かるように、あまりにも一度に大勢の者が被災すると、それを助ける人員や設備、機器などが全く間に合わないのが当然である。
秋葉原の通り魔殺人の現場にも医師
が2名居たにも関わらず救急の体制が取れてない所では、残念な結果に終わってしまう。

震災を経験した者として言いたいのは、耐震や防火、水害対策は勿論のことだが、一番必要なものは「予想を上回る自然災害は起きる」という普段の心構えであるということ。

いつ起こるか分からない自然災害や事件などに「起きたら怖い」と不安な日々を過ごすのではなく、もし災害が起こっても自分が動ける範囲では「こうしよう、ああしよう」と最善の努力を尽くす心構えで生きていれば、必ず「最悪は」防げるのであるということだ。