5月18日 (日)  矛盾との戦い

世界各国で何兆もかけて宇宙にロケットを打ち上げ、人工衛星や宇宙ステーションと称して人類の英知を集めたプロジェクトを始動している。

ほんの僅かだけ月や火星を往復し、持ち帰った月の石を万博などで「観るだけ」に長蛇の列を作ったのは記憶に新しい。

夢と希望に満ちることは良いが、結局は軍事衛星など「支配」につながる権力に偏るモノが多い。

気象衛星、レーダーまで駆使している最新の天気予報も、インディアンが住まい(テント)の入り口にぶら下げた毛のしだれ具合で湿度や天気を知る方法や、「ツバメが低空飛行をすると雨」、「夜空の星がきれいだと晴れる」と言われて来た予測と、大して結果は変わらない。

つい最近では「コンピューターで未来を正確にシミュレーション」などと、まさに言葉のマジックで世間を煽るテレビ番組や企業が出てきた。
(現在のコンピューターでそんなもんが判るわけない!頭でっかちの錯覚や錯覚)

地震予知も出来ないし、出来たとしても不備の方が多い。
天気予報も予報士が増え、「予測ゲーム」みたいに少しづつズレているだけの予報に庶民は右往左往させられているのが現状だ。

結局、大規模な自然災害の大半は防ぎようがなく、東京の地下トンネル(雨水用)もスゴいと思ったのは、それにかける費用と人力の方で、元々無計画な整備と河川工事や埋め立が今日の結果をもたらしただけだ。

何事にも事前、事後には賛否が飛び交うといった「たら、れば」の尽きないのが人間社会の常である。