12月3日 (水)  恋愛マイスター


世の中は必要な「矛盾」と「グレーゾーン(曖昧)」で保たれる。
しかし、そのグレーゾーンにつけ込んで悪事を働くのはダメなことだ。

昔から人間性の中に「白黒」をハッキリつけたがる部分がある。
裁判先進国アメリカは特に有罪か無罪など早く決着つけたがる。
「先進」といっても「良い」という訳ではなく、数多くこなしているという意味だが。
(日本の裁判は遅すぎるのもあるけどね)

その白黒をつける裁判にも冤罪というのがあり、「人が人を裁くのは難しい」の一言で終わらせている。
裁判では「無罪」でもモラルには欠ける者もいるし「有罪」でも立派な者は多く存在する。

「じゃあどっちなんだ!」と何もかも決められないのが矛盾なのだ。

恋愛がその矛盾の最たるものだと思う。

お互いに「自分のことを理解して貰おう」「相手のことを理解しよう」という努力だけを死ぬまで続けてればいいものを、「解ってくれない」とあきらめて、相手を責めることの方が多くなってしまうのが実際は「最悪」だ。

「恋は盲目」とか「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」という言葉があるように、そっちにハマっていれば幸せなのだ。

精神的に参ったり、喧嘩ばかりしていて恋愛を上手く出来ない者の中には、心の片隅に「損をしたくない」という、超〜イヤラシイ自分の存在があるのではないだろうか。

少々「開き直り」の早いのが、アメリカンナイズされた最近の日本人の特徴にも見える。