10月24日 (金)  温故知新

温故知新といっても別に「武士道を重んじろ」という訳ではないが、報道関係者の中にも、まるでモンスターペアレントのように自分の立場を弁(わきま)えず、過激な突っ込みをしてしまう輩が増えたようだ。

マスコミだけでなく我々日本人の美徳もやや失われつつあるのが、今回のコンニャクゼリーや給食でパンをの喉に詰め窒息してしまった悲しい出来事でわかる。

コンンニャク畑を全品回収させたり、学校側を責めたりと、あまりにも消費者や保護者の尻馬に乗る偏った報道だと思う。

餅やタコの足など、喉に詰まりやすい物は他にも多くあるので、それらはどうするのか?という気持ちになるような報道だ。

僕も小学生の頃は給食の早食い競争を大いにやった。
苦しくなって牛乳を飲んだらよけい窒息しそうになり、逆流して鼻から吹き出したこともある。

もしそれで僕が窒息死しても僕の親は「我が子が勝手にやったこと」と、先生を責めたりはしなかっただろう。

僕の子供がコンニャクゼリーで窒息死したとしても、先ずは自分の子の管理が出来てなかったことを後悔し、同様の事故が起きぬようマンナンライフには製品の形状の改善を促す程度に終わると思う。

注意を払いきれなかった「自己反省懺悔」の念が日本人には足らなくなって、自分の責任を他人に「擦り付ける」ような風潮が多くなっているのが恥ずかしいことだと判らなくなっているのではないか。

極端に言うと、もしこの人が海で遭難して亡くなったら、ヨットの製造者や海のせいにするのか?ということになる。

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