10月16日 (木)  「よそはよそ、うちはうち」


同級生が新しい自転車を買ってもらうと「僕もほしいなぁ」とか、
近所の家族が旅行に出かけたりすると「いいなぁ」とか愚痴をこぼすと、親から
「友達が死んだらアンタも死ぬんか?よそはよそ、うちはうちや!」と
僕が子供の頃よく言われたものだ。

そりゃそうだ。
自分が持っていて人が持っていないものを数えれば山ほどある訳だから仕方がない。

スポーツの得意な友達から「お前んちは広くて羨ましいなぁ」と言われると
「俺だってもっと大金持ちの子供に産まれたかったよ」とか、今で言う「イチローみたいな素質を持って産まれたかった」とすぐ言い返していた。
(だからといって困ってる人を助けるなという訳ではない)

今回のアメリカの金融恐慌や、中国野菜の農薬問題も、いろいろと日本のメディアで取りあげられているが、難しいのは日本人の考え方を他国には押しつけられないし、理解出来ない部分も多いということだ。

以前にも述べたことだが、アメリカ人は計算は弱いのにカードや小切手で支払うことが多く、もめ事は銃をぶっ放す社会だから、先の見えないくらい未来のことは考えても、ちょっと先のことを考えるのは苦手な国民のようだ。
投資のライフスタイルばかり考えて、生産や加工を忘れている。

中国は人口の多さから、あまり人のことを構う生き方が出来にくいので、電車の掃除をした後のゴミをまとめて走ってる車内から野原に投げ捨てるような国だし、食品関連で働いてても農薬で誰かが死んだって「いい気味だ」くらいにしか思わない反乱分子も多い。

だから日本人は、よ〜く考えて国交をして行かないといけない。

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