1月23日 (水)  生活保護と国民年金

国民年金(最高支給額)6、6万円と生活扶助金8万円(都市部)を比べているのをよく目にするが、支給金額だけを比較するのはどうかと思う。

扶助金は母子家庭や身体の不健康などで仕事が出来ず収入が低い(または無い)者に支給されるが、国民年金は高齢にならないと支給されない。
年金をもらえる年齢に達しても、けがや病気を患って収入が少ない者は即、生活扶助に切り替えた方がよい。
生活扶助は都道府県により差はあるが医療費負担は無く、年金や介護保険料の支払いがストップされるのである。

生活扶助を受けるのなら地元役所の福祉の保護課へ申し出るのだが、まず財産は全て無くなるまで処分して、親戚縁者が誰一人援助出来ないという証明書に全員の記入捺印をして貰ってから申請を提出せよと言われ、それが済んでから審査される。
しかも、その後の私生活をずっとチェックされるのも仕方ないことだ。

年金受給者は賞金や労働で得た収入をプラスして所得出来るが、生活扶助受給者の収入は全てマイナスされるのも大きな違いの一つである。

しかし、ここで言いたいのは生活扶助を「人助け」と称して「受けさせてやる」と斡旋している者がいることである。
無償で本当の「人助け」ならば良いだろうが、住むところまで提供して、受給者の上前をはねたりするのである。

仮病で医師の診断を取りつけ、困った振りをして、お金だけ貰って働かず、遊んでるような者でも受給されている。
また、受給者と手を組んで裏金を作る役人やケースワーカーがいるのも放っておけない。
それらの現状を一日も早く止めるべきだ。

生活保護制度の目的は、海外に居る日本人の生命を日本政府が守るというように、生活が出来ない者が生きるための扶助であり、労働をせずに受けれるものではない。

このような制度が出来る以前から
「働かざる者食うべからず」という諺があるが
働けない者を
差別したり、見殺しにしないのが人間本来の温情なのである。

写真はふしぎ発見に出ていたネッシーを44年追い続ける研究者

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