8月12日 (日)  平和のための戦争?

毎年日本はこの時期になると太平洋戦争で長崎・広島に落とされた原爆の話題が報道される。

僕が子供の頃から終戦記念として8月15日に全国民が1分間の黙祷を戦没者に捧げるのに、
「世界大戦なんて大昔のことを・・・」なんて思いながら薄目を開けたりもしながら行なっていたが、自分が45年生きて来て「なんて最近の出来事だったんだ」と痛感している。

祖父からもよく聞いた戦時中の話や子供の頃マンガで読んだ「はだしのゲン」などを思い出しながら「第二次世界大戦だから第三次はいつ頃起きるのだろう・・・」と考えていた自分がいたことにも気づいた。
旧ソ連とアメリカの核ミサイルの発射スイッチがいつ押されるのか?
そうなれば地球が吹っ飛んでしまうのか?などと子供心に胸を躍らせたこともあった。

しかし何故あんな戦争を起こしてしまったのだろうと大人になっていろいろ調べては見たが、確たる真意を伝えるものが未だ見つからない。

ベトナム・アフガニスタン・イラクなどの戦争を自分の目で見て「当時の日本もあんなだったのだろうか?」とも考えた。

アメリカの戦争を見ていつも思うのだが、正義をかざし「行き過ぎた横暴だ」としか思えないのが現実だ。

他国の統治や治安維持を助けるのに、本当に空爆やミサイルが必要なのか?
平和を望む人間がする行為なのか?

馬鹿げたことかも知れないが、ウルトラマンが地球を救う正義のもと怪獣を殺すのに、スペシウム光線を使うのを「当たり前や」と思って見ていた子供の頃。
しかし怪獣を殺さぬ解決方法も多々あったではないか。

戦争のことを考えると「あまり他人のすることに余計な口出しをしては駄目だ」と教えてくれた亡き父母の言葉を思い出す・・・。

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