7月19日 (木)  「大地震(おおじしん)」

マグニチュードや震度の数値に関係なく、
建物の倒壊や地割れを起こすような地震を大地震とよぶ。

その後、100パーセントの確率で震災・復興が始まる。

今回の新潟の地震報道を見ていて死傷者の数こそ阪神地震ほどではないにしろ、その悲しみや辛さは個人単位では全く同じレベルなのであると思う。

自然災害という「犯人」に命を奪われ、後始末の大変さを強いられた神戸に居る我々にとって非常に共感出来るものだ。

埋もれた人や大切な物を崩れた建物の中から探している中、報道のヘリが近距離で撮影したいがためか低空で近寄ったその時、作業をしていた被災者が上空を見上げた。
「うるさいなぁ」と思ったのか珍しいのかはテレビ映像からでは判断しにくいが、
阪神とき、あまりの騒音に現場の物音が聞こえなく、思わずヘリに向かって怒鳴ってしまったのを覚えている。
阪神地震のときに助けて下さった皆さんには、大いなる感謝の気持ちは忘れようもない。
本来なら、この新潟へも手助けに行きたいところである。

しかし年齢はともかくとして、あの阪神地震で、力をつかい切ってしまったのか、出来なくなってしまった事が多くなった。

いや、それだけではなく我々としても未だ拭い切れえぬ震災の爪痕が
残り続けているのである。


写真は昨日あたりから「シイシイ」と鳴き出した蝉だが、見つかるかな?

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