1月5日 (金)  日本の正月のこと

お正月を表現する文言や現象は色々とある。
めでたい、門松、獅子舞、国旗日の丸、元日、元旦、三ヶ日、初日の出、初詣、謹賀新年、賀正、迎春、新年、お年玉、初夢、初春、おせち、煮しめ、鏡餅、年賀状、事初め、秘め初め、書き初め、新年会・・・。

ある人が言った。
「一般の初日の出は元日の朝と言うだけ、本当の初日の出は一月二日の朝に出る太陽のことだ」と。
別の人がこう言った。
「今の正月は明治維新からで日本における本当の正月は二月三日からだ」とか。

しめ飾りを玄関の前に吊るし15日になったら燃やして、黒くなった焼け残りを入口の両脇へポツポツと並べる家も激減。
門松や日の丸をたてる家もあまり見ない。
煮しめを作らずおせち料理を購入する人が増えた。
和服姿の人も減った。
年賀状は増えたが、書き初めをする人は減った。
元旦と元日の違いが分からなくなって来た。
初夢の「一富士ニ鷹三なすび」なんて何がなんだか訳分からなくなった。
鏡餅の上に乗せているのはミカンなのか?いや橙だろう。
おせち料理の具材の意味なんかがクイズの難問になっている。
お年玉を出さない大人が増えて、貰える子供が減った。
墨や硯が家の中で見当たらなく、筆ペンの種類がかなり豊富になった。
獅子舞が各家庭の軒先を廻る姿などテレビぐらいでしか見ない。
挨拶も「旧年中は・・・・」から始める会話を聞くことが殆どない。
干支を気にせず十二支が全て言えない若者も急増中。
喪中でも「明けまして・・・」と挨拶を交わす人が出て来た。
正月休みに海外へ出かけ、国内に居ない人が増えた。

結局、言葉も風習も移り変わるもので、日々の変化はやむを得ないのだ。

さて、これから世の中は一体どのように変わって行くのだろう。
(楽しみ楽しみ)