5月27日 (土)  女性を称える言葉

「美人薄命」「大和撫子」など、女性をモチーフにした言葉が数ある中で「良妻賢母」と言う熟語は、ご存知であろう。
ふと(意味の表現には)どんなものがあるのだろうと広辞苑を引いてみた。
すると・・・[良妻で賢母な人]とだけ出てあった。
広辞苑にいつもお世話になってる者としては久々に信じられない回答だった(たま〜に「えっ?」と驚くときがある)。

「男は度胸、女は愛嬌」と、「キョウ」つながりで男女に必要な特長を駄洒落風にモジった「ことわざ」がある(後には「坊主にお経」とも続くらしいが)。
男子は弱腰にならず度胸を一番にも持て!女子には笑顔が映える!といった意味合いで唱えたものだが、一体なぜこのようなことわざが言われるようになったのか。
私が小中学校の頃、森田健作の「俺は男だ!」(テレビドラマ)で[ウーマンリブ][ウーマンパワー]という言葉が随所に出て来た。成人してからも「毎度おさわがせ」(テレビドラマ)で中山美穂一人が木村一八、西川ひろしの二人を同時に押し倒すなど、男の子が女の子にひっくり返されるシーンがよく使われていた。
その他、洋画の「アマゾネス」など、女性が男性にパワーで勝ることに注目したものが多々ある。
「かかぁ殿下」という言葉や「○○○○」などと当時から「女性に男性は負けるな!」と訴え続けて来たのだ。
田嶋陽子さんなどがお怒りの「男尊女卑」なんてものは、本来は女性が強くなることを恐れた男性たちの、ビビリ本性の表れだったのかも・・・