11月17日 (金)  交通ルール

最近、信号機の無い普通の横断歩道を渡ろうとする人や細い路地の交差点を歩いている人たちが、自動車が来るのを感じて、やたらとビクビクしているように見える。ベビーカーを押す人やお年寄りなど、特に怯えている。

これは昨今の、側道をあるく園児や小学生に自動車が突っ込んで来たという報道が増えたからではない。
自動車を運転するドライバーに「車優先意識」が強くなって来たせいだろう。

密閉性のある自動車に、年中エアコンを使い窓を閉めきって音楽を聴きながら走っていると車外の風景が異空間にも見えてしまう現象が起きるせいだろう。まるで映像でも流れているように…。

これは大変な錯覚で、道交法には「歩行者再優先」「横断歩道付近で歩行者を見つけると一時停止するか、その通行を妨げてはならない」と習ったはずだ。

昔は「歩行者が先やないか!」と悠然と横断歩道を渡っていた、ご当地の頑固親爺さんも険悪な形相で「早よさっさと行かんかい!」とばかりに手を横に振って待っているのを見ると、なぜか辛〜くなってくる。

それにも増して最近では、クラクションを鳴らしてまで通行人を退かそうとするドライバーも少なくない。
しかも、運転技術の未熟な者やタクシーやダンプの運転手までもがそのような認識の軽薄化に至って来た。

間違い無く、遠慮するのは自動車の方であることを、危険ドライバーたちに再認識させなければいけない!