2月7日 (月)  その二「欝(うつ)からの脱却」

うつ病は、やる気や甘えで起きるものではなく、脳の中で伝達物質などが正常に機能しなくなった状態が原因であると、昨今の精神科医は言う。
僕もパニック障害と診断されたのは精神科と同じ心療内科だった。

逃げよう避けようとすると、鬱にハマり、忘れよう慣れようとするとハマるのが鬱だ。

取りあえず処方されるのは精神安定剤や抗鬱剤なのだが、いくら飲み続けても症状を抑えるくらいで治癒には至らない場合が多い。
自己暗示をかける療法もあるが、なかなか上手く行かない。

「治った」とテレビなどで紹介されている例に、「家族の理解が助けになった」とか「動物たちの無垢な心にふれあって」などと周りの環境の改善が取り上げられている。
(それで治ったのだから当人にとっては良かったのだろう)

しかし個々の症状や原因はかなり多種多様で、いきなり周囲が真似ても治るものではないが、何かのきっかけで急に良くなるのもこの病気の特徴だ。

類は友を呼ぶというように、まずは同種の症状を持つ者同士が集うのも一案だと思う。
周りで同じ様なヤツを探して「鬱やぁー、鬱やぁー」と一緒に騒いでいれば、症状は軽くなる。

とにかく「心の病」というやつは、思いっきり深く悩んで、とことん落ち込むことも大切なことだ。